糖尿病の診断基準としては、会社等で定期的に行われる一般的な血液検査の項目で言うと空腹時血糖の値によって再検査の対象となります。
この空腹時血糖の数値が126mg/dl以上となると糖尿病が疑われます。
糖尿病はこの他にも一般的に見られる自覚症状として、尿量が多くなったり、喉が乾き易くて水を飲む量が増えると言った代表的な症状があります。
これは糖が体外に排泄される時に体内の水分も一緒に排泄され、それにより、体の水分が減ってしまい喉が渇いて水を沢山飲んでしまうと言う様に繋がっています。
自分では自覚して居なくても、近くで過ごす時間が長い人にその様な症状が見られたり、指摘された時には一度この病気を疑ってみる必要があります。

 

静かに忍び寄る様々な合併症が命取り

糖尿病が恐ろしい病気だと言われる一番の要因は、その糖尿病が引き起こす合併症の多さやその深刻さにあります。
糖尿病が原因による血液成分の異常は体内の様々な臓器に影響を及ぼします。
血液全体の流れを悪くして体内に十分な血流を行き渡らせることを阻害することで、臓器に必要な栄養や酸素が行き渡らずに機能低下を引き起こしたり、細胞をダメにしてしまうことがあります。

◆糖尿病性神経障害
合併症として一般的に言われる糖尿病性神経障害は体の手足等の抹消へ行く血流が低下することで痺れを起こしたり、循環不全を起こして細胞を壊死させることもあります。少しぶつけたり引っ掛けて出来てしまった傷さえも治ることが十分出来ずに潰瘍となり、最悪の場合は切断と言う事態を招くこともあるのです。
また、腎臓の機能を悪くすることで排尿をすることが出来なくなり、体内に毒素が溜まってしまうこともあります。進行が進むと最悪の場合は、糖尿病性腎症と言って、症状が重くなると人工透析によって体内の老廃物を排出する為の処置が定期的に必要になります。

◆糖尿病性網膜症
もう一つ代表的な合併症に糖尿病性網膜症があります。網膜の血管の血流が悪くなり機能低下を起こすことで、最悪の場合は失明することもあります。

 

規則正しい生活習慣こそ最高の予防

糖尿病はそれ自体の問題よりも、その状態によって引き起こされる様々な合併症が命取りになります。
その為には日頃から自分の血糖値の値に関心を持ち、正常な血液データを保てる様な生活習慣を身に付ける必要があります。
まずは規則正しい生活と食習慣、適度な運動によって体調管理を行うことです。
決まった時間に食事を摂り必要な休息や運動をすることは、食事によって体内に入った食物を有効な栄養素に変えて不要な物を代謝によって体外に排出させます。
そうすることによって常に正常な状態の血糖値をキープすることができ、糖尿病になることを防いでくれます。