腸内細菌を使った健康法があるらしい

2015年8月1日付、日本経済新聞にこんな記事が掲載されました。

私たちの腸内には全身の細胞よりもはるかに多い数の細菌が住み、増殖を繰り返している。
「腸内細菌叢(そう)」と呼ぶ、この集まりが下痢や便秘などの便通異常だけでなく、全身の健康状態や病気にまで関係することが最近の研究で明らかになってきた。
病気の人に健康な人の腸内細菌を移植する治療法も登場し、注目されている・・・

 

腸内細菌には、人にとって良い働きをする善玉菌と有害な働きをする悪玉菌、そして腸内バランスが崩れどちらか優勢な方に加担する日和見菌があります。
健康な人と、腸や全身に病気がある人とでは、これらのバランスや種類の多さなどに違うがあることが分かってきました。
そこで、悪玉菌優勢な病気の人の腸に、善玉菌優勢な健康な人の腸内細菌を移植し、腸内細菌の勢力を塗り替えて病気を治そう・・・ということなのです。

 きっかけとなったのは、2013年に米国医学雑誌に発表されたオランダの研究チームが発表した、抗菌剤を長期使用したことで腸内細菌のバランスが崩れ下痢になる「クロストリジウム・ディフィシル菌感染腸炎」の患者に、健康な人の腸内細菌を注入する「腸内細菌移植療法(FMT)」を実施したところ、9割以上が治ったという論文。
従来の治療法では3割程度の治癒率だったそう・・・(ビックリですね!)

 また、順天堂大学消化器内科では、20歳以上の潰瘍性大腸炎(大腸の粘膜がただれて潰瘍ができる炎症性の腸の難病)の患者を対象に30人に実施し、7割程度の治療効果があり、トラブルや副作用もないなど日本でも臨床試験が行われています。

 

腸内環境良好=健康 は正しい

この研究結果により、腸内環境が健康に与える影響が、いかに大きいか再確認できたことは間違いありません。腸内細菌叢のバランスの乱れは大腸炎や大腸がんなどの腸の病気のほかに、肥満、アレルギー、肝臓がん、糖尿病や動脈硬化症などにかかわることも分かってきていています。
つまり、腸内の細菌環境を良いバランスにすることが病気予防につながるということなのです。

 

腸内環境に良いとされるものに、乳酸菌やビフィズス菌などの善玉菌、ヨーグルトや味噌、醤油、納豆などの発酵食品、キムチは植物性乳酸菌が豊富に含まれています。また、オリゴ糖、食物繊維も乳酸菌のえさになります。
普段から、腸内細菌叢のバランスを良い状態に保つため、腸に良いとされる食事を心がけるほか、腸に良いサプリメントなどで毎日の習慣にすることが、健康への近道かもしれません。

 

注目の素材 オリゴ乳酸

オリゴ乳酸は腸内に自生している乳酸菌を増殖させ、活性化させる作用があります。
サプリメントなどで、普段からオリゴ乳酸を手軽に摂取することで腸内環境を整え健康な体を手に入れましょう。